HOKKAIDO BARBARIANS R. F. C. 特定非営利活動法人(NPO)北海道バーバリアンズ ラグビーフットボールクラブ
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NPOについて

グラウンド取得に合わせた会費改正案を議論。2007年3月2日
除雪ボランティアチーム始動。2006年2月11日
3月26日に総会・納会。新体制案決める。理事会=2005年1月29日
別海ラグビー祭報告1。別海高校・三宅武寿さん
別海ラグビー祭報告2。関東ラグビー協会・平野和美さん
2004年6月13日。新たな記念日。「揺りかごから墓場まで」のクラブに近づく
6月26日に2004年度クラブ総会
バーバリアンズが北海道庁のサイトに登場
2003年シーズンに向けて。平野さんより
クラブも日本選手権へ
NPOに都市計画提案権。平野さんより
北大大学院生がバーバリアンズ報告論文
田尻GMがJリーグ勉強会で講演
NPOに優遇税制。寄付の一部を課税所得から控除
全国社会人大会にクラブも
いかなる人も人として認められる社会。MGS・平野さんよりメール
第2回別海ラグビーフェス報告
「がんばれ有珠ラグビーフェス」報告
7月20日に「がんばれ有珠 ラグビーフェス」
田尻GMが熊本で7月14日に講演
校庭の芝生化について。平野さんよりメール
NPO半年の活動状況報告
田尻GMが札幌豊平区で講演
田尻GMが参加!SSFスポーツフォーラム報告
NPOをステップに地域クラブを目指すバーバリアンズ
NPOとして初のボランティア活動。別海町ラグビーフェス報告
NPO法人設立にメール届く
NPOと北海道バーバリアンズ 田尻稲雄氏インタビュー
NPO法とクラブチーム 日本ラグビー協会平野氏
森から草原へ出よう ゼネラルマネジャー 田尻稲雄
特定非営利活動法人北海道バーバリアンズRFC設立趣旨書

会費改正案を議論。3月2日の理事会

 3月2日に理事会を開き、定山渓新グラウンド「仮称・Jフィールド(定山渓フィールド)」の取得に伴う会費改正案などについて議論を行いました。
理事会では、3月24日午後0時30分からAKKビルで総会を開くことを決めました。総会に提案するグラウンド取得に伴う資金集め、会費改正案について論議しました。その中で、今後のクラブ運営に向けて、各チームの競技活動や施設の維持管理などのクラブ運営費と今回のグラウンド取得に関する施設取得費用を分けて考えていく方針を確認しました。具体的には、チーム強化、芝生グラウンドの維持の運営費については、通常の会費を充て、施設取得費用については別会計として、入会金としてのクラブ員の出資、さらには法人・個人からの寄付を募り、早ければ3年、遅くとも5年以内に借入金返済のめどを立てて活動を進めていくことを確認しました。
 また、入会金支払いの対象者は、社会人会員に限定して納入を求めることになりました。学生、ジュニア会員は対象となりません。また、議論の中では、企業と契約して、従業員のクラブ施設利用を認める法人会員の設定、現在の会員が入会金の納入をするかどうかを判断してもらうために当面は納入を猶予する経過措置の導入なども検討課題となりました。施設維持費の見積もりなどについて、宮原、谷黒、西野、西尾、平島がプロジェクトチームで詳細を詰めていきます。

 このほか、資金造成のためのクレジットカードの活用も議論しました。カード加入者の紹介料1件2000−3000円がクラブに入るもので、現在2件の打診があり、さらに研究を進めていくことになりました。メンバーが知人、友人に広く働きかけるバーバリアンズ・ファン開拓大作戦として取り組む価値がありそうです。

 グラウンド取得に合わせて取り組むスポンサー獲得作戦を始めています。初年度となる2007年度は目標850万円です。「地域の企業、個人に広く薄く支えられるクラブ」を目指して行きます。スポンサー獲得でも、通常活動への支援か、グラウンド所得への支援かを明確にして寄付拡大を進めていきます。山田修、平野を中心にプロジェクトを進めていきます。

 これまでの実績

<活動費支援>
 1社 10万円
     計      10万円
<グラウンド取得支援> 
 3法人       108万円
 2個人         3万円
  
     計     111万円
これまで提案された会費改正案は以下の通りです。


■宮原案

 宮原案のポイント
 1.通常活動会費と施設費(グラウンド取得費)に分離する
 2.施設費を一括前払いに誘導する
 バーバリアンズの会費は次の額とする。
 活動会費
 ・社会人  年額1万円 月額834円
 ・学生   年額 〓円 月額〓円
 ・ジュニア 年額 〓円
 施設会費
 ・一括納入金額 20万円
 ・分割納入金学 1万5千円を1単位として毎年1単位以上。なお5年以内で完納する場合は14単位(21万円)をもって完了とする。5年を越える分割の場合は15単位(22万5千円)をもって納入完了とする。
 付則
 学生、ジュニア会員は納入を延期することができる。会員脱退の場合は既納入の施設会費を返還しない。施設会費は会員1名が支払うことで他の同居の家族会員の利用ができるものとする。
<支払い事例>
 ・5年の場合  年額4万2千円   月額3500円
 ・10年の場合 年額2万2500円 月額1875円
 

■長原案

 定山渓グランドの資金集めに関して
 決して定山渓グランド費用の集金のための、いい案ではありませんが、自分の思いを以下に示します。
 グランド購入費の一人あたりの負担は、相当な額になるかと思います。しかしながら、学生や、ジュニアの負担増は、厳しく、一時金であろうと、クラブ費であろうと、負担を増やすと、構成員の減少を招くと思います。では、社会人の負担をその分増やせるかというと、これも結構厳しいと思います。家庭を持っている人もいれば、仕事が忙しい人もおり、活動時間を、それ程多くとれない人が多々いるからです。ましてや、社会人は、転勤の可能性があります。費用を支払って、直ぐに転勤となれば、目もあてられません。
 総会で仰ってた方もいたかと思いますが、年に2,3回しか参加しない人、幽霊部員に20万を求めると、退会する方も出てくると思います。現状と同じであれば、退会しないかもしれませんが・・・・。

 クラブ構成員から集金については、選択肢をいくつか用意した方が良いと思います。

【案】
 学生や、ジュニアは現状通りとし、社会人は、一括払いと分割払いを選択できるようにする。
 分割払いに、パターンを用意する。もちろん、学生やジュニアであっても、希望者(強いるのではなく)からは、寄付を頂く。

 《支払いパターン) 
 1万2千円 (月額1000円)  一括払いした方、議決権を持たない方 
 2万円(月額1667円)     議決権あり。31年後から1万2千円
 3万円(月額2500円)     議決権あり。15年間支払うと、16年後から1万2千円
 
 20万一括払いした人が、諸事情(ex 転勤)により、退会した時は、活動した年数分を差し引き返金する。
  ex) 20万一括払いしたが、2年後に転勤。16万返金。

何れにせよ、グラウンド購入費を集めなければならないのですが、極力、構成員の負担を増やさないようにする事がベストと思います。
そのための具体的な代替施策を提示できませんが・・・・。

■長谷川案

 定山渓のグランド資金関係について
 1、 年会費を段階的に増額  
    2007年度を年額 24,000円(月額2000円) 08年度を 36,000円(月額3000円)
    ⇒メンバーを増やしていける環境を維持するため 一人20万というのは厳しいと思う。メンバーが増えなければ先細る

 2、 ジュニアも会費の増額
    但し 親がメンバーである場合には 割引制度を用いる ⇒ 家族会員を新設してはどうか

 3、 グランド周囲に広告媒体を設置し 看板等で広告収入を得る

 4、 合宿を誘致する
    道内外の学生 を中心に  ⇒ 厨房設備など確認  作るOR持込む
    
    素泊まりでもよいかと 夕食はバーベキュー用具の貸し出しで 勝手にやってもらうとか

    ※外用のテーブルやベンチ  バーベキュー台(ガーデンで使っていたガス器具) ドラム缶を加工した炭用のもなどは
      BBから現物寄付します。
    
 5、 賛同くださったスポンサー企業とのタイアップ
    例えば 小売業 サービス業の場合

    米の「ひらの」 メンバーやメンバーの友人知人用の発注書を作成配布し、各家庭等から注文 その金額のうち 5%(仮定)を寄付しても 
    らうとしたら  4,000円の買い上げに対して 200円 月に200件で 年額480,000円

    シルクロードの場合
    バーバサポーターズ割引券を発行(平日の夜のみ) 利用者は 会計から10%割引 となり、5%をバーバに寄付するとした場合
    月に200名の利用があったと仮定 客単価3,000円 年額360,000円

    ブライアンブルーの場合
    スポンサー企業や個人サポーターやメンバーを集めて 2ヶ月に一度パーティーを開催
    一人3,000円の会費のうち 10%を寄付
    1回50名の参加 で 年額 90,000円
    同時に ラッフルなど実施 1回の売上 500円×100枚 50,000円 年間 300,000円

    数字については 仮定ですが、こういうやり方でも 一社からは小額でも 積み重ねられると思います。
    どのみちどこかで使うお金ですから、メンバーの協力があれば実現できると思います。店や会社にとっても顧客増加に繋がるので
    どちらにもメリットが生じます。実績比例ですから、やり方次第では効果はかなり大きくなるかと。

■西村案

(3)会費収入
    一般会員と維持会員の2カテゴリ.一般会員は,バーバの活動 に参加する会員.
    維持会員は運営にも参加する会員.
    例)
    一般会員:年会費1.2万円.試合やイベントには参加す るが,総会はオブザーバ.
    維持会員:年会費2.4万円.総会で議決権あり.
    単純に,100人が維持会員になれば,120万円の会 費収入増を毎年見込める.
    学生メンバーなどは,一般会員で参加し,数年後に維持会員に なってもいい.
    課題:維持会員にステータスを認めるメンバーが100人 もいるか.規約の変更が必要.


■西野案

 経過措置の設定  会員に多額の負担が必要なことであり、急きょグラウンド取得がきまったことであるため、現在の会員については経過措置を設ける。経過措置期間内はクラブが決める年会費を支払うことで正会員としての権利を行使できる。一定期間を経過した後、正会員となる意思表示を求める。
 1 正会員 活動の趣旨に賛同して加入する個人で、入会金一口〓万円の完納者か、入会金の納入について意思表示をしてクラブが認めた者とする。クラブ施設の利用、およびその他のクラブの付随する諸活動への参加に対して便宜が図られる。総会など各種決議機関に出席し、投票する資格と義務を負う。ただし、入会金未納入者であってもクラブが正会員として認める場合がある。正会員が退会した場合、入会金の返済は認めないが、入会金の納入によって生じた権利の第3者への譲渡または、貸与をすることができる。
 2 準会員 活動の趣旨に賛同して加入する個人で、入会金の不完全納入者で、諸活動に参加するもので、入会金を完納していないもの。議決権は原則として持たないが、理事会は認めた場合は行使できる場合がある
     
 ・社会人 社会人は原則として特別の事情がない限り、加入から〓年以内に入会金を完納するものである。
 ・転勤者は準会員として加入を認め、一定の期間の活動については入会金を免除する。期間は個人の事情に応じてクラブが判断する。
 ・学生 学生は、在学中は入会金納入を免除される。卒業後に正会員となる意思を表明し、〓年以内に入会金を完納した場合に正会員となる。
 3 育成会員  バーバリアンズの育成組織に加入する個人。議決権は持たない
 4 協賛会員 活動の趣旨に賛同し、支援並びに協力する個人及び団体。議決権を持たない
事例案
1、入会金を一括した場合 会費はクラブが決めた額とする 会費月額1000円
2、入会金の分割払いのケース 会費に上乗せして徴収

 現行 会費 月額1000円
 入会金10万円の場合 5年返済(60カ月)   月額1666円の上乗せ 新会費 月額2666円
            10年返済(120カ月) 月額833円          月額1833円
 入会金15万円の場合 5年返済         月額2500円の上乗せ 新会費 月額3500円
            10年返済        月額1250円の上乗せ 新会費 月額2250円
 入会金20万円の場合 5年返済         月額3333円の上乗せ 新会費 月額4333円
            10年返済        月額1666円の上乗せ 新会費 月額2666円
3、経過措置で態度未定の会員
 会費 月額1000円     〓年を経過した段階で入会金〓円を納入するかどうかの結論を出す
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3月26日に総会・納会。新体制案も承認

 バーバリアンズの理事会が1月29日に開かれ、来期の新体制案、30周年記念事業の計画、3月26日に納会・総会を行うことなどを決めた。
2004−05シーズンの締めくくりとなる納会・総会は3月26日午後3時から開催の予定です。Aチームキャプテンの佐伯の留任などの来期の体制案を承認した。新体制は総会で決定します。また、2月中にジュニアを含めたスケジュール案を作成することになりました。

 ■来季パネルスタッフ案
 ・コーチ 長谷川、平野
 ・Aキャプテン 佐伯
 ・同バイスキャプテン 佐々木、ローガン
 ・デベロップメントコーチの設置 大野  Cの選手指導、高校生、専門学校生のフォロー
 ・Bキャプテン 信清 立候補
 ・オーバー35 未定

 ■来期のチーム編成
 時期を区切ってチーム編成を進める方向になりました
 5−6月 A、B、オーバー35
 7月   A、B、C、コルツ
 8月以降 A、B、オーバー35

 ■30周年事業の計画
 ・遠征 全国大会との兼ね合いを考え、2006年3月にツアーを行うことを含めて検討する
 ・記念誌 西野を編集委員長として年度末の刊行を目指して準備を進める
 ・記念ポロシャッツの作製
 ・パーティーの開催 長谷川が責任者となります

 ■赤本の編集  西野、三好 原稿締め切り―3月18日ごろ。各担当者は以下の通りです
 ABスコッド 長谷川、平野
 ジュニア 鎌田
 C、コルツ 谷黒、西野
 ユース 平島

以下は長谷川コーチの2004年度ABスコッド総括です

 全体 クラブ日本一の目標を掲げたが、東日本3位、全国準決勝敗退に終わりました。目標は達成できなかった。ただ、全国準決勝は気迫にあふれた試合だったが、要所要所でミスが出た。道内ではFWを前面に出し、ウイングでトライを取るラグビーを目指した。道内ではできたが、全国に行くとうまくできないことがあった。徹底できないことが面があった。
 クラブ日本一の目標に向かっての練習ができたか。選手の執着心がたりなかったのではないか。清水建設、セコムの2試合ができたことは、戦力を測る機会になったとは思うが、チームとしてメンバーにその重要性を徹底できなかった。チームとしての集中力も足りなかった。
 チームトレーナーを導入して3年目。ケアが行き届き、大きなけがもなく前進したのはないか。横山さんはじめ献身的な協力が選手の意識にも変化をもたらしたのではないか。ツアー関係では、選手の負担の軽減をできたと思う。その一方で、ファンクション、服装の乱れもあった。
 総括として選手一人一人がクラブ日本一に向かう手ごたえを感じられたのではないか。
 ・アタック 個々人のスキル向上が見られた。特にモール。重要な武器になった。基本プレー。タマリバ戦ではトライ4つのうち3つ。その後バックスのトライもモールからだった。基本プレーが雑。ハンドリング、サポートプレーの遅さなど。球出しの重要性とかサポートへの選手の理解度が高まったと思う。バックスではトライが取れなかった。浅いライン、ボールをもらうときのスピード不足など
 ・デフェンス 2年前から取り組むチームデェンス。向上しているが、個々のタックルなど甘い部分があった。3次、4次で余される。ハードタックル、コミュニケーションに取り組んでいくべき。
 ・セットプレー スクラムが安定するレベルになってきた。ラインアウトは相手とのボールの取り合いという観点からの工夫が足りなかったのではないか。スロワー、ジャンパー、リフターのスキルアップが必要だ。
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夏の思い出。別海ラグビー祭2004報告1
別海ラグビー祭と地域スポーツとしてのラグビー

北海道別海高等学校教諭 三宅武寿

 8月7日(土)別海らしくない夏空のもと、100名以上の子供たちと80名以上の大人を集め、第26回別海ラグビー祭(兼 第6回タグラグビー教室)が開催された。このラグビー祭、私が転勤してきたときには、お世辞にも活発なものとは言えなかった。しかし細々とはいえ、日本の片隅で20年近くにわたり継続してきた行事をもう少し活気あるものにできないだろうか。また、私の指導する別海高校ラグビー部の生徒たちにも楽しめるものにならないだろうかと考えていた。さらには、地域の小中学生にもラグビーボールにふれる機会を与えられないだろうかと思案していた。今から7年前のことである。
 そんな折、幸運が重なった。一つはタグラグビーを知ったこと。札幌でタグラグビーの普及事業が開催されると知り、見学に行った。低年齢層へのラグビーの普及に十分な効果を発揮すると感じ、早速タグを10組ほど購入した。高校生と一緒に試したが、予想以上におもしろいと実感した。
 もう一つの幸運は、私の所属する北海道バーバリアンズが日本で初めてスポーツ団体としてNPOの認可を受けたことである。NPO活動の一環として、別海町でラグビーの普及活動ができるのではないかと感じ、クラブの総会で提案した。今振り返れば無謀な提案であった。というのも、バーバリアンズの活動する札幌市と別海町は400kmも離れており、交通も不便である。普通の感覚では、わざわざ往復16時間以上もかけて、なおかつお金を出してまで子供たちにラグビーを教えようとは思わないはずである。しかし、既存のクラブにはない自由な発想と行動力、バイタリティーあふれた仲間を持ったことが幸運だった。さらには地元の別海ラガークラブにも、地域の子供たちの成長を願う人が多数いたことである。そうした幸運に恵まれ、1999年に別海ラグビー祭はタグラグビー教室と高校生への指導を中心とした普及活動へと生まれ変わった。
 リニューアルして6年目となった今年、いままで以上に大勢の参加があった。地元の小中学生はもちろん、近年活発になってきたバーバリアンズ・ジュニアとU-19。さらに北見市のラグビースクールであるスピリッツ・オブ・オホーツク、釧路市で合宿中だった北海道医療大学ラグビー部、隣町の中標津ラガーに参加していただいた。また別海高校も、全日制普通科ラグビー部と定時制酪農科ラグビー部が参加することができた。
 ラグビー祭は、午前がタグ教室。午後は、高校生(U-19)や一般・大学生の試合と高校生へのラグビークリニック。夜は交流会が企画された。盛況のうちに終了したラグビー祭であるが、普及活動という観点では未だ不十分だと感じている。しかしこの6年間の活動は、ホスト役である別海ラガークラブの意識を少しずつ変えた。これまでは、「プレーヤーとして楽しむだけ」のクラブライフであったが、ラグビー祭でのタグ教室の指導を通して、「若い世代の育成・地域への貢献」へと意識改革がなされた。このことは、別海ラガークラブと別海高校ラグビー部の関係を密接にし、高校生の上達にも繋がった。とりわけ今年の別海高校ラグビー部は、合同チームとしての課題を抱えているものの、道内の強豪校に引けをとらない実力を備えるようになった。
 こうした、クラブチーム(大人)と高校生、さらには小中学生との緊密な関係が地域クラブへと前進できたならば、ますます進む少子化や部活動離れの影響を受けることなく、ラグビーが地域スポーツとして、野球やサッカーのような広い裾野を持ったスポーツへと発展できると信じている。そのためにも、別海町ラグビー祭の継続・発展と低年齢層への普及活動に関係者一同力を合わせて取り組みたいと考えている。

<脚注>
合同チーム/高体連主催の大会(花園への予選)において、部員不足に悩む高校への解決策として、昨年度より認められた制度。部員数が1チーム(15人)に満たない学校は、同様の他校と合同してチームを作り、都道府県予選に参加することができる。ただし、都道府県予選に優勝しても全国大会への出場権は与えられない。
 昨年度、別海高校も全日制普通科のラグビー部と定時制酪農科のラグビー部が合同チームを作った。しかしながら、「定時制」であるとの理由から、仮に地区大会で勝ったとしても、北北海道大会への出場は認めないという条件であった。大会要項にある、「定時制との合同チームは認めない」の条文は、「合同チーム」を認める以前の規定であるので、別海高校については当てはまらないはずであったが、北海道高体連の判断は変わらなかった。
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夏の思い出。別海ラグビー祭2004報告2
北海道バーバリアンズのNPO普及活動事業

 平野和美さん

 8月7−8日に、別海町で行なわれた<別海ラグビー祭>に行ってきた。最初に別海とはどこにあるかを説明すると・・・、北海道の東の果て、根室のとなりにある酪農と漁業の小さな町である。北方領土の国後島が目の前だ。その別海ラグビー祭は1999年以来、北海道バーバリアンズのNPO普及活動事業の一環として毎年夏に実施されている。
 今年は、いままでなかった初の試みが用意されている。それは、従来の大人チームだけの遠征でなく、小学生、中学生、高校生チーム、その保護者等、総勢100名が初めて遠征に参加したのである。
 8月7日(土)10時、JR根室本線の厚床駅(無人駅)に一人降り立った。ここから別海まで、かつては鉄道(標津線)が走っていたのだが廃線となり、車でしか行けない。どうしたらいいか?さいわい別海ラガーの方に迎えに来ていただいた。30分ほど、どこまでも真っ直ぐな根釧原野の真っただ中を走り、別海の町に入った。
 会場の別海町陸上競技場に着くと、ラグビー祭は既にスタートしていた。子供たちの歓声が聞こえてきた。きょうの大まかなスケジュールは、

 1.一般の小学生や中学生に楕円のボールを体験してもらうコーナー
 2.ジュニアのゲーム(小学生、中学生)
 3.ユースのゲーム(高校生)
 4.大人のゲーム
 5.ラグビー・クリニック

(1)ラグビー体験コーナー
 午前中は、普段ラグビーとは縁のない地元の小学生、中学生を集めて楕円のボールに触ってみようという試み。何人来てくれるか主催者は心配だったようだが、幼稚園児までいて盛況だった。小学生は、タグをつけた鬼ごっこに興じていた。指導しているのは、別海高校教諭の三宅さんと、今年根室高校から転任してきたばかりの中島さん。それに、別海ラガーの面々。そこに別海高校の高校生が、お兄さんとして参加している。女児も楽しそうに走り回っていた。
 三宅、中島のお二人は、いずれも北海道バーバリアンズのメンバーである。番外編で、中学生がタックルってどんな感じと聞いてきたので、タックルを体験させてあげている。人間の身体は柔らかい。それに、下は芝生である。全く『痛くない』ことが体験できたようだ。
 「この中から、将来ラグビーやってみようと思ってくれる子供が一人でも出てくれたらいい。なにも高校生になって直ぐでなくとも、大学生やおとなになってからでもいい」とは三宅さんの弁。

(2)ジュニアのラグビー
 昼過ぎからは、北海道バーバリアンズの「ジュニアチーム」(小学生&中学生)が、「スピリット・オブ・オホーツク」の<小学生><中学生>チームと対戦した。スピリット・オブ・オホーツクは、美幌や網走地域で活躍中の子供のクラブチーム。従来型の「ラグビースクール」とは違う。
 どこが違うかといえば、オホーツクラガー(大人チーム)の下部組織の子供たちのクラブなのである。北海道バーバリアンズと全く同じスタイルで組織化されている。「北海道バーバリアンズ・オホーツク支部」を名乗らせて欲しいとの申し出があったそうだが、丁重にお断りしたそうである。課題は、高校生チームを「スピリット・オブ・オホーツク」内に作ることだそうだ。
 ジュニアのゲームが終わると、グランド脇でジュースによる交歓会(アフタマッチファンクション)が始まった。小学生のキャプテン、中学生のキャプテンがそれぞれ挨拶したが、これがいっぱしのことを言うんだなあ!!感心するやら感激するやら・・・。
 儀礼的スピーチしか出来ない社会人チームのキャプテンに聞かせてやりたいくらいだ。<ラグビーは少年をいちはやく大人にし・・・・>を、ふと思い出す。

(3)ユースのラグビー
 きょうグラウンドにいる高校生は、別海高校のラグビー部。それと、北海道バーバリアンズのU19(ユース)のメンバー。別海高校は、2チーム分のメンバーがいる。バーバには、札幌・手稲高校のメンバーがコンバインドで混ざっている。校長さんの許可などは全てクリアーしているそうだ。そんなことより、親が同意していれば問題ない。
 高校生が次々に試合を行い、最後は、別海高校の紅白戦。失礼ながら、こんな人口稀薄な過疎地の高校に、2チーム分のメンバーがいるということが素晴らしい。
 <別海では牛100頭を見つけることは容易だが、活きのいい男子高校生一人を見つけることは至難の技>
 そんな別海高校に、北海道バーバリアンズのメンバーだった三宅武寿さんが赴任したのは6年前。ラグビー部のメンバーも充分ではなく、隣町の中標津高校(花園出場校)との公式試合は、221-0での惨敗だった。毎日新聞社の調べでは、この記録は高校ラグビーのワースト3なんだそうだ。地元紙には結構大きく取り上げられた。
 そんな221-0からの出発だった。三宅さんは、バーバリアンズのメンバーに訴えた。「勝つためのラグビーではなく、ラグビーがいかに楽しいものか、面白いスポーツかを生徒たちに教えてもらえないだろうか・・・」
 翌年の夏(1999年)、三宅さんの古巣のバーバリアンズのメンバーが別海に乗り込んだ。NPO化されたばかりのバーバにとって、初の普及活動事業であった。
<当時のレポート>別海ラグビー祭レポート(MGSのHP/涌井のコラム)
 実は、別海高校の生徒さんにとって、生で「大人のラグビー」を見たのはこのときが初めてであった。その時から、必勝主義でない真のスポーツの素晴らしさを体現してゆく実践が始まった。爾来5年、毎年札幌から訪ねてくるバーバリアンズのメンバーに触発され、別海高校は大きく成長を遂げた。勝てるようになったことが素晴らしいのではない。ラグビーをやる少年たちが30人もいるという事実が素晴らしいのだ。
 「高校生活で燃え尽きるんじゃなくて、一生スポーツを楽しむことのできる人間を育てたい」
 三宅さんの取り組みは現在進行形で続いている。

(4)定時制と全日制とのコンバインドチームの問題について
 別海高校には普通科の他に、全国でも珍しい酪農科がある。地元の基幹産業が酪農なのだから当たり前だが・・・。地元には雪印、森永、明治、高梨乳業など、生乳の集荷施設がたくさんある。ラグビー部の生徒は、普通科と酪農科の生徒さんで構成されている。
 ところで、酪農は24時間産業である。牛の世話に「勤務時間」はない。そこで、かつての酪農科は繁忙期をさけて学校に通う季節学期制が採られていた。つまり、高等学校の課程として、「定時制」としてスタートしたのだ。いまでも、別海高校の酪農科は、定時制となっている。
 ここからは、全国高等学校体育連盟の「規約」の話。高体連の規約では、全日制と定時制とがコンバインドになって全国大会に出場することは出来ない。どちらか一方だけ=つまり『単独』チームなら出場可能で、例えば、天理高校では、<天校2部>と呼ばれる定時制過程の高校が花園に出場したことがある。しかし、同じ高校内なのに、全日制と定時制とはコンバインド出場は「不可」なのだ。なぜそんなことになっているかとの説明は長くなるので省略するが、これを別海高校に当てはめると…。
 花園には、全日制か定時制か、どちらか一つの課程の生徒だけでチーム編成して出場しなければならない。2チーム分の人数がいるから不可能ではないかもしれないが、しかし、これだと毎日一緒に練習している選手が、普通科か酪農科で、ある人間はOK、別の人間は不可という扱いを受ける。どう考えても不合理、いや、正義に反するといえる。
 現実には、北海道の根釧地区の予選に別海高校は出場している。しかし、これは昨今あちこちの高校スポーツで散見される、「合同A」、「合同B」というチームと同じ扱いなのだ。地区予選では「便宜的措置」としてOK扱いされているが、仮に、別海高校が北海道予選で優勝したとしても、全国大会(花園)へは行けない。
 皆さん、どうしたらいいと思いますか???
 だれが考えても思いつくのは、「規約」を変えること。このための努力を各方面に働きかけて行くことが必要だ。
 同時に、時代は学校スポーツだけやっておればいい時代ではなくなっている。高体連の枠組みを壊すことは大変なエネルギーがいるが、<クラブ>で今すぐにでもできることはある。それは、「クラブユース」の大会を立ち上げることである。すでに「福岡ユースクラブ」が出発しており、各地で学校の枠にとらわれない高校生世代のクラブチームが立ち上がっている。
 何もサッカー協会の真似をしようとしているわけではない。しかし、高体連の枠組みにとらわれず、競技団体であるラグビー協会の判断で「クラブユース」の大会を発足させることは充分可能である。最初は少数派であるかもしれない。しかし、全国に存在するニーズをきめ細かく汲み上げることが我々クラブラガーマンの誇りではなかっただろうか。
 あとは、実現に向けての時期(正月or夏休み)と会場(東京?)の問題、それになんといっても、選手の交通費の負担を軽減するためのスポンサーをみつけること、何しろ、北海道と九州にチームがあるのだから大変である。お知恵を拝借したい。

(5)大人チームのゲーム
 別海ラグビー祭のレポートからいささか外れた。元へ戻す。高校生世代のゲームの後は、地元の別海ラガー、中標津ラガー、北海道バーバリアンズの3チームが、三つ巴で試合を行なった。バーバの高校生以下のチームは夏休みとあって、前日から別海に来ていたが、大人チームは当日(土曜日)の早朝5時に札幌を発ち、8時間かけて別海にやって来た。同じ道内だが別海は遠い。
 バスがグランドに横付けされるやいなや、アップが始まった。バーバリアンズは、20代のバリバリから、50ウン才の谷黒正明さんまでが勢ぞろいの豪華メンバーだ。谷黒さんは今でもAチームのフランカーを取るのだと言い張ってきかず、トレーニングを欠かさずに若者をおびやかすスーパーオジサンである。不惑に入ればという人がいるかもしれないが、そうではない。バーバリアンズで<生涯一プレヤー>でいることが、クラブチームを作ってゆくのだという信念がある。バーバリアンズを愛して愛して止まない人間である。
 ※こう書いたら当の谷黒さんから「ただラグビーが好きだからやっているだけです。過大評価しないでね」とのメールを頂いた。

(6)ラグビークリニック
 フィナーレは、ゲームが終わったバーバリアンズのメンバーによる、高校生達へのラグビークリニックである。すでに日は傾き、18時に近い。バーバリアンズの長谷川さんを中心としたコーチングスタッフが、ラグビーの基本中の基本、すなわちパスや当たり方などを、ゆっくり、歩くスピードで、正確に、コーチングしてゆく。高校生たちの真剣なまなざしがいい。何しろ年に1回の機会なのだから・・・。そして、彼等からから要望があがり、次の日にも、別海高校とバーバリアンズ・ユースとは合同練習することになった。
 大人チームは、翌日は3時間かけて北見へ移動し、北海道合宿中の「ブルーシャークス(=旧清水建設)」とゲームである。

(7)懇親会
 夜は、大きなドーム型の会場で<大バーベキュー大会>が開かれた。地元の方と、札幌からきたバーバリアンズ(大人&高校生&中学生&小学生)と、その家族でいっぱいになった。特産の牛肉とホタテなどが、ジャンジャン出てくる。ビールや牛乳も飲み放題である。地元の別海ラガーの会長を20数年やってこられた平賀洋さんとお話できた。話が弾んで、二次会では平賀さん(ちなみに漁師さん)が獲ってきた解禁になったばかりの北海シマ海老をたらふくいただいた。
 会場は大盛会なのだが、バーバリアンズの<大人チーム>のメンバーがビールを飲んでいないことに気が付いた。翌日のブルーシャークス戦に備えているのだ。(断わっておくが、彼等の普段の飲みっぷりは、まさにバーバリアンである) 
 何もストイックにふるまっているわけではない。実に社交的で、会話が弾んでいるのだが、この当たりのスポーツマンとしてのスタンスは、さすが「一流」だと思った。
 本物なのだ。
 こういう場所の雰囲気ではどうしても開放感に流されてしまうが、(たとえば、7月の菅平クラブ交流大会に出場している大部分のクラブチームのメンバーは前夜痛飲しているのが悲しい現実だ) 要は、「何が楽しいのか」、メンバー間の暗黙の合意がみごとに成立しているのだ。こういう「暗黙知」の共有が、末端のクラブチームにまで行き渡ることがこれからの日本のクラブの課題だろう。

(8)スタッフの充実
 以上が、今年の別海ラグビー祭の概略である。あちこち話題がとんでしまったが、今年の新機軸を挙げると、
 ・大人だけでなく、初めてバーバリアンズの子供たちが別海に遠征したこと。総勢100人を超えた。
 ・ユースチームは、別海高校との合同練習やゲームなどを楽しんだ。
 ・小学生や中学生は、キャンプや尾岱沼観光なども楽しんで帰っていった。
 ・大人チームは地元のチームと交流試合をすると同時に、翌日は滅多にやれない内地の強豪チームとの試合が組まれた。
 そして、ここからが重要だが、以上の事業は決して一人の超人的人間の「熱意」で動いているわけではなく、それぞれの部門ごと役割分担がなされ、それぞれの責任者のリーダーシップの下で動いていることである。「組織化」ということがみごとに実践されている。
 また、総勢100名が集団で動くというシーンは一つもない。(そんなシーンはファシズムだ) それぞれの楽しみ方で遠征に参加している。
 外から見ていると、大人チーム、子供チーム、高校生、家族、保護者…、それぞれが勝手に動いているのだが、全体的にみごとなハーモニーをかもし出している。つまり、「総合」する力が働いている。ここが素晴らしいと思う。
 また、各部門の担当者は、現在の担当者だけでなく、次の世代の担当者までが育っている。大人チームでは、次の次の世代の担当者までがスタンバイ状態であった。クラブチームにありがちな<誰それさんがいなくなったからポシャル>ということがない。

(9)地域に根ざした、とは何だろう?
 よく「ラグビーを通じた町興し」という言葉がいわれる。全国各地で、有名チームの合宿や試合を誘致したり、それを起爆剤にして、グランド建設などが行なわれる。しかし、どこへ行っても、単に「ハコモノ」が出来たに過ぎず、あるいは、宿泊関係が若干潤うに過ぎない。地元のラグビー熱には着火していないのが現状である。(典型例は菅平=地元の子供たちは誰もラグビーをやっていない)
 別海はそうではない。有名チームの合宿地であるわけではない。地道な活動を継続してきたことで、家族くるみでラグビーに親しむ風土が作られてきているのだ。今回の別海ラグビー祭は、1年に1回のイベントであるが、参加した子供たち、高校生、その親など、たくさんの関係者が関わっている。別海ラガーの皆さんが子供を連れて参加している。たとえば、テントの中でうどんを作って下さっていたお母さん方、おそらく家に帰ると、こどもだけでなく、お父さん、お母さんとラグビーという共通の話題で、「だんらん」があったことだろう。ラグビーを「我が物」としているといえる。
 ラグビーが単にラグビーだけで終わってしまってはつまらない。人生を豊かにするものであれば素晴らしい。本当の「町興し」とは、こういうことを言うのではないか。ハ
 「別海ラグビー祭」という一つの企画を実施するには、色々な人々の尽力があって初めて成り立っている。受け入れに当たった別海町の人々、札幌から400キロかけて遠征していったバーバリアンズのメンバー、それぞれに思いがあっただろう。そして、そこに関わった皆んなが充実感を味わえ、楽しんだことだろう。
 最後に、バーバリアンズ<ジュニア>の責任者・伊藤さんの感想を紹介して終わりとしたい。

<関係各位様>
 今年初めてJrチームは別海ラグビー祭に参加させていただきました。Jrの参加に当たっては別海町の関係者の方々、Jr父母方々の協力や応援を頂きまして大変お世話になり有難うございました。特に、別海町の関係者のお陰でキャンプ場での宿泊、食べ盛りの小、中、高生の胃袋をタップリ足して頂いた焼肉パーティー、ホタル観賞、野付半島の散策など、試合以外の楽しい夏休みの思い出が出来ました。来年は今年以上に成長したJrを参加させたいと思います。本当にいい思い出に残る別海でした。 感謝  (バーバリアンズのHP掲示板より)
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2004年6月13日。新たな記念日

 報告が遅れて申し訳ありません。2004年6月13日は、バーバリアンズにとってまた一つ、新たな記念日ができました。ジュニア(中学生)、アンダー19は札幌手稲高校と合同チームで、さらに大人はA、B、Cがそれぞれ試合を行いました。1975年のクラブ設立、さらに「ゆりかごから墓場までラグビーを楽しむ人々が集う地域に根ざしたクラブづくり」を掲げて1999年6月21日に全国で初めてNPO法人の認証を受けてからほぼ丸5年、ついにジュニアから大人までのチームが初めて同じ日に試合をする日が来ました。昨シーズンから形を整えてきたジュニア、U−19の育成がこの日の画期的な1日に結実しました。
 野幌ラグビー場には、別の会場で試合をしたU-19チームのメンバーを除いて、この日は試合がなかった小学生も応援に駆けつけ、下は生まれたばかりの赤ちゃんから上は谷黒、田尻のクラブ創設者までの3世代、団塊の世代から21世紀生まれまでという、実に年齢にして半世紀以上も世代に差があるバーバリアンズが一堂に会しました。翌週末も19日の土曜日に大人のA、B、C、U−19が野幌で試合、翌日の20日にはジュニアが試合を行いました。
 13日の試合結果は、ジュニア、U−19、BCチーム(?)は負けましたが、新しい段階に足を踏み入れたRed&Blacksの姿がありました。以下は田尻、平島両氏からの報告です。

 今日の試合の結果ではありません。今日はJRの試合、U−19の試合、A、B、Cの試合と初めて同じ日にジュニアからオーバー35までが試合をした記念すべき日です。
 U−19の試合は稲北高校で行われましたが、ジュニア、A、B、Cと同じグランドに集まり家族が連れてきているアカンボから、たにじじ、たじじまで赤黒軍団の勢揃いで圧巻でした。天気もよく日光浴にも最高の天気で普段からいいことをやっている人達が集まるといいね!(田尻)

 Uー19の今日の試合はバーバU−19と札幌手稲高校の合同チームと札幌光星、札幌開成、札幌稲北の3高合同チームとの対戦でした。結果は光星・開成・稲北が1トライ差で勝利しましたが、両チームの特徴が良く出た好ゲームでした。(5T−6Tくらい?)
 バーバU−19・手稲合同チームはFWの縦、ラック、ピック&ゴーがみるみるうちに上達しました。合同2日目にしては上出来でした。(バーバのコーチ陣の意思統一が取れているためか、これしか出来ないのか?Jrからオーバー35まで同じプレースタイルですね。)いずれにしても、日ごろは7人制しか経験できない両チーム、どのメンバーも楽しそうでした。(平島) 
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6月26日に総会。主な議案

 特定非営利活動法人北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブは6月26日午後4時からAKKビル(札幌市中央区北10西24)6Fで2004年度総会を開きます。主な議案は2003年度事業報告と決算、2004年度事業計画、予算の審議です。昨年度の決算は97万円の赤字となり、これまでの繰越金を大幅に取り崩しました。2004年度は組織運営の充実を図りながら一層の効率的な運営、収入の確保が求められます。多数の会員のみなさんの参加をお願いします。提案される主な議案は以下の通りです。

◆2003年度事業報告書(要約版)
1.事業実施の成果
 前年に引き続き、トップチームが各選手権等で好成績を収めたことで、他の地域や大学・高校などから「普及及び競技の強化」の事業に招聘され幅広い活動を展開した。また目標であったジュニアチームを創設し、当クラブにおける一貫指導体制がスタートした。また、継続した事業を展開していることで認知度も高まり、各地域で活動する団体との信頼関係と更に広いネットワークを構築することができた。この他国際交流事業として3名のニュージーランド人を招き入れる一方で、2名の日本人選手のニュージーランド留学をサポートした。
 
2.事業の実施に関する事項
(1)特定非営利活動に係わる事業

事業名   事業内容    実施日時  実施場所  従事者数 受益対象者・人数 支出額(千円)
競技普及事業
      ・指導者派遣   通年    札幌市、  20人   120人      個人負担
                    富良野他
      ・日本協会等主  9月中旬  札幌月寒競 15人   参加チーム      0
      催競技会への        技場         ・来場者
      運営協力
      ・同競技会への参 9−1月  東京他   10人   30人       個人負担
      加
      ・中高年対象地  8月    千歳市   10人   100人       個人負担
      域大会の企画
      と運営協力
      ・北海道協会主  7月    札幌市他  20人   1000人        0
      催の競技会へ
      の参加と運営
      協力
      ・ジュニアチー  通年    札幌市   15人   20人      個人負担
      ムの運営・指
      導
国際交流事業
      ・外国人招待   随時    国内外   5人   日本留学希望者   45万円
      選手
      ・英会話教室と  随時    事務所等  2人   海外留学希望者2人   0
      海外留学コン
      サルタント
      ・外国人選手に  通年    札幌圏   3人    120人       個人負担
      よる技術指導と
      交流
青少年事業
      ・18歳以上23歳  4−10月 札幌市他  20人    100人      個人負担
      以下の指導等
      ・別海ラグビー祭  8月    別海町   37人    160人      110万円
      企画運営
      ・地域選抜交流大  10月   深川市   7人     120人      35万円
      会後援
ボランティア活動
      ・特養ホーム行事  8、1月  小樽市  のべ20人   入居者・家族   個人負担
      への参加
機関誌発行等
      ・内外のラグビー  隔月発行  事務所  3人   会員分
      ニュースの案内
      ・ホームページ作成 通年   事務所  3人  5千円
その他事業
      ・地域の各種競技会 4−9月 事務所  2人  ー   0円
      の管理
      ・他NPOとの交流会 8月   札幌   10人 45人 個人負担
(2)収益事業
事業名  事業内容 実施日時 実施場所 従事者数 支出額
該当なし 該当なし  -    -     -    -

◆2004年度事業計画書(要約版)
1.事業実施の方針
 ラグビーフットボールの普及・発展、青少年の健全育成を目指し、昨年度に引き続き積極的にラグビー教室や技術講習会を実施する。事業の範囲も道内にこだわらず全国規模で展開すると同時に国際交流事業も積極的に推進する。
 
2.事業の実施に関する事項
(1)特定非営利活動に係わる事業
事業名   事業内容    実施日時 実施場所  従事者数 受益対象者・人数 支出額
競技普及事業
     ・指導者派遣    通年   札幌市内  20人   120人     個人負担
                   富良野高等
     ・日本協会等競   9月中旬 札幌月寒  15人   参加チーム    0
     技会への運営協        競技場        ・来場者
     力
     ・同競技会への   9−1月 東京他   10人   30人      個人負担
     参加
     ・中高年大会の   8、2月 千歳・横浜 10人   100人      個人負担
     企画と運営協力
     ・北海道協会主催  7月   札幌市他  20人   800人       0
     競技会への参加と
     運営協力
     ・ジュニア、Uー  通年   札幌市   20人   50人      個人負担
     19チーム運営と
     指導
     ・全国ユース大会  5月   福岡県   10人   20人     個人負担
     への参加
国際交流事業
     ・外国人招待選手  随時   国内外   5人   日本留学希望者  30万円
     ・英会話教室開設、 随時   事務所等  2人   海外留学希望者   0
     海外留学コンサル
     タント
     ・外国人選手によ  通年   札幌圏   5人    120人     個人負担
     る技術指導と交流
青少年事業 
     ・18歳以上23歳 4−9月 札幌市他  20人   50人      個人負担
     以下の指導等
     ・別海ラグビー  8月   別海町   40人   160人     100万円
     祭企画運営
     ・地域選抜交流  5月    函館市  7人    120人     個人負担
     大会の後援
ボランティア活動
     ・特養ホーム行事  8、1月  小樽   15人   入居者・家族   個人負担
     への参加
機関誌発行等
     ・内外ラグビー   隔月発行  事務所   3人    会員分
     ニュースの案内
     ・ホームページ作成 通年   事務所   3人    −      5千円
その他  地域競技会の管理 4−9月 事務所   2人   札幌社会人リーグ 個人負担
                              登録選手320人

(2)収益事業
 事業名 事業内容 実施日時 実施場所 従事者数 支出額
該当なし 該当なし  -     -    -    -

◆2003年度収支計算書(要約版)
<資金収支の部>
(1)経常収入    11,605,252円
    年会費       920,000円
    特別会費    5,298,770円
     活動参加料    238,500円
     遠征会費   5,060,270円
    事業収入
     補助金    4,296,236円
     活動寄付金     13,500円
    雑収入     1,076,728円
     寄付金    1,076,728円
    受取利息           18円
(2)経常支出    12,580,097円
    事業費    12,408,822円
     旅費交通費 10,254,260円
     登録諸会費    689,000円
     賃貸料      184,725円
     備品消耗品費 1,115,837円
     支払保険料    125,000円
    一般管理費     171,275円
     通信費       32,202円
     支払手数料     38,840円
     交際費       13,192円
     福利厚生費     84,041円
     租税公課       3,000円

(※1)経常収支差額   ▽974,845円

(3)その他資金収入          0円

(4)その他資金支出          0円

(5)正味財産減少    ▽974,845円

前期繰越正味財産額   2,732,534円
当期正味財産合計    1,757,689円

◆2004年度予算書(要約版)
(1)収入      10,200,500円
    年会費     1,200,000円
    特別会費    4,100,000円
     活動参加料    100,000円
     遠征会費   3,500,000円
    事業収入
     補助金    4,400,000円
     活動寄付金    250,000円
    雑収入       250,000円
     寄付金      250,000円
    受取利息          500円

(2)支出       9,950,000円
    事業費
     旅費交通費  8,050,000円
     登録諸会費    600,000円
     賃貸料      180,000円
     備品消耗品費   300,000円
     支払保険料    125,000円
     福利厚生費     30,000円
    一般管理費
     通信費       30,000円
     支払手数料     20,000円
     交際費       15,000円
     医薬品消耗品費  300,000円
     事務消耗品費   180,000円
     管理諸費     120,000円
     租税公課           0円

(※)経常利益       250,500円

  来期予想未処分利益 2,392,166円
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バーバリアンズが北海道庁のサイトに登場

平島GMより
 北海道のポータルサイト「北海道人」とNPO総合雑誌「えぬぴおん」にバーバの紹介記事がでています。
チェックしてみてください。
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2003年シーズンに向けて。平野さんからのメール

 クラブ大会出場チームの皆さま

1.全国クラブ大会
全国クラブ大会は、19日秩父宮ラグビー場で決勝戦を迎えました。神戸で行なわれた準決勝の結果勝ち進んだ曼荼羅と六甲との間で争われました。結果は、39−7で、曼荼羅が3回目の優勝を遂げました。クラブチームの最高峰の試合として、次年度より優勝チームはジャパンカップへの出場権を得ることになります。

 http://www.rugby-japan.or.jp/zenkoku/02_03/club/report.html

 まだまだ社会人の強豪チームの実力には及びません。クラブの試合で初めて行なわれた勝利チーム記者会見では、記者から厳しい質問が飛びました。また、交歓会では、日比野弘副会長から、クラブは、もっとスクラムの強化(安全)と、フィットネス(80分間走れまわれる)をやりなさいという指摘を受けました。全国大会レベルでなく、どんなクラブにも求められる課題でしょう。

 ・曼荼羅(関東3) 39−7 六甲シーホークス(関西1) Ref.藤実(日本)

2.関東大学親交試合
 18日(土)駒沢陸上競技場で、初の試みとして、次年度から大幅改革が行なわれる地区対抗大学と大学クラブとのテストマッチが行なわれました。これまで、対戦する機会のなかったセクション間で垣根を取り払って試合をやろうという試み。結果は、2試合とも地区対抗大学の圧勝でした。
 1.フィットネスが全く違う。2.チーム運営能力に格段の差がある。大学クラブは、根本から考え方を改めないと単に強い弱いという観点だけでなく、ラグビーに取り組む組織のあり方、姿勢が問われるでしょう。また、学生だけの自主運営という美名の下で、指導者が不在のままでは半永久的に地区対抗の壁は破れないと思われます。

 ・新潟大(関東2区) 66−5 早大ドンキホーテ(関東学生クラブ2位) Ref.渡辺敏行(日本)
 ・武蔵工大(関東1区) 90−12 慶大BYB(関東学生1位) Ref.下井真介(日本)

3.クラブチームの普及活動
 全国クラブ大会の開会式では、大会のセレモニーのほかに、クラブチームが地域のラグビー普及活動の拠点になろうというアピールが行なわれました。2つの例が紹介されました。
 ・北海道の大川小学校とバーバリアンズとのタグラグビーを通じた普及活動(涌井大輔)<ラグビーマガジン12月号、協会機関誌52−3号52ページ>。普及育成委員会には、北海道の小学校から14件の問い合わせが来ているとの事です。2月1日に余市町総合体育館にてタグ大会が開かれます。
 ・関大第1中学校と地域ラグビースクールとの交流(早瀬剛)。19日(日)雨にもかかわらず人工芝のグランドで行なわれました。今後、関西圏のクラブとの連携が模索されています。

 http://www.sutv.zaq.ne.jp/ckafx000/ku1st_rugby.htm

 正月の全国大会は、社会人決勝と日本選手権を残すのみですが、もう新シーズンのスタートは切られています。クラブが単に<同好会>から脱して、真の<クラブ>になれるのか。「ラグビーはクラブだよ」という声を聞きますが、そうなるための真価が問われようとしています。大会にかかわった、プレヤー、チーム関係者、レフリー、クラブ委員会の皆さま、ありがとうございました。

 クラブ委員会 平野和美 2003年1月20日
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クラブも日本選手権へ

 これまで、日本選手権大会は大学と社会人のトップチームだけで争われていましたが、来年度より大幅な制度改革があり、クラブチームも日本選手権(ジャパンカップと改称予定)へ出場できるようになりました。以下、クラブが関係する部分を列記します。
 これで、全国の18歳以上のすべてのチームは、<ジャパンカップ>への出場権を得ることになりました。機会の平等は達成されましたが、残った問題は、クラブの組織化です。実力のみならず、クラブとしての運営力、財政的基盤の確立、そして何といっても活動拠点の確保=みんなが気軽に集えるたまり場を作る=グランドとクラブハウスの建設でしょう。(MGS・平野和美よりメール)

<社会人クラブ>
・ジャパンカップは22枠のトーナメント戦で実施する。
・そのうち、クラブチームは1枠。→全国クラブ大会優勝チームに出場権を与える

<学生クラブ>
・地区対抗を全面的に見直し、現行の8チーム/3日間の日程から、12チーム/4日間へ拡大する。
・12チーム枠の中で、学生クラブ、医歯薬系大学にも出場権を与える。
・1〜準決勝は、1月2日,4日,6日。
・決勝戦は、1月の成人の日にスーパーリーグの前座試合で実施する。
・優勝チームは、ジャパンカップへ出場する。
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NPOに都市計画の提案権

 都市計画法が改正されて、計画の中身にNPOが提案権を持つことになりました。ということは、地域に根ざしたスポーツNPOが、町づくりのなかにスポーツクラブをデザインすることが出来るということです。しかも、法案の提案権を持つということになれば、これは画期的出来事です。
 かつて、新宿駅そばのホテルサンルート東京わきに広大な空き地ができ、ここをラグビーパーク&スタジアムにすればどれだけ良いだろうと思いましたが、そういう夢みたいなことも、きちんと法的ルートにのせることが出来る仕組みが出来たわけです。複雑な利害関係がからむので、簡単には行きませんが、市民参加と情報公開が、ようやく第1歩を踏み出すのかなあという感慨です。

MGS・平野 和美 
 
*****************************************

 都市計画、NPOに提案権 地主の3分の2同意が条件

 NPO(非営利組織)など民間の団体が街づくり計画案をつくって自治体に提案できるようにする都市計画法改正案の概要を国土交通省が固め、3月初めにも国会に提案する。地域の地主の3分の2以上の同意を得ることが条件となる。計画の立案権を民間により広く開放し、市民参加型の街づくりを促そうという狙いだ。NPOが都市
計画法に登場するのは初めてだ。

 改正案の概要によると、開発や建築が規制される都市計画区域のうち、一定規模以上の区域が対象。1人または複数の地主や特定非営利活動促進法(NPO法)によるNPO法人、街づくり協議会などが、この区域の生活道路、公園の配置、建物の用途や高さ、雑木林の保全などについての素案を都道府県か市町村に提案できる。住環境を守るためコンビニエンスストアの進出やマンションの色、形などを規制すべきかどうか、不況で閉鎖された工場の跡地をどう利用するかといった内容を盛り込むことも可能。ただし、区域の地主らの3分の2以上の同意が必要だ。

 民間の提案があれば、自治体はなるべく早く採用するかどうか判断する。採用する場合、自治体としての案を別途つくって都市計画審議会に諮る。この際、民間の素案も併せて審議会に提出することを義務付けた。審議への市民参加を間接的に保障する意味がある。

 また、採用しない場合も、審議会に民間の素案について意見を聴いたうえで、提案者に不採用の理由を通知しなければならず、「門前払い」に一定の歯止めをかけた。

 都市計画は原則として市町村や都道府県が策定する。ただし、都市計画制度の一種である「地区計画」に限っては、市町村が条例をつくれば、住民側から計画を提案できる。また、政府が今国会に提案した都市再生特別措置法案(10年間の時限法)は、緊急整備地域に限って民間の開発事業者が都市計画を提案できるようにしている。

 今回の都市計画法改正案は条例や期限、緊急整備地域といった限定条件をつけず、NPOの役割も認めたことで、民間提案方式が大いに拡充されることになる。(朝日新聞から)
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北大大学院生がバーバリアンズ報告

 この原稿は、北海道大学経済学部大学院においてNPO法人調査の一環としてまとめたものです。

 <クラブチームの誕生>
 北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブ(以下「バーバリアンズ」とする)は、札幌を拠点に活動している“ラグビーを楽しむためのクラブ”である。
 1975年、「何か体に良いことをしよう」と大学や高校のラグビー部に所属したことがない素人達が、グラウンドでマラソンを始めた。しかし「ただグラウンドに集まって走るだけでは物足りない。野球をするには道具を集めるだけで金がかかる。体をぶつけて完全燃焼できるものはないか」そう思い、始めたのがラグビーであった。
 当初は普通のラグビー愛好会であったバーバリアンズが現在(2000年末)では、その会員数162名。経験、年齢、職、さらに国籍を越えた仲間がA・B・C・SV・コルツの5チーム(その他、関東在住の仲間達で作っている「内地バーバリアンズ」がある)に分かれて、週に一度ラグビーを楽しむために集まっている。その中には、大学対抗戦でならした選手もいれば、五十過ぎの選手、また、バーバリアンズに入って初めてラグビーボールにさわったような選手もいる。

 <NPO法人化の背景>
 この普通のラグビー愛好会が、生まれ変わる転機となったのは、一人のニュージーランド人留学生の加入であった。1983年に来日した彼は、ニュージーランドのラグビーに対する考え方、クラブの在り方を伝え、メンバーに刺激を与えた。さらに横浜外人クラブ(YCAC)のメンバーとの出会いも大きく影響した。
 彼らとの出会いにより、本場のクラブの雰囲気に触れ、ただ試合をするだけでなく試合後の交歓会など、クラブハウスを構え、職業、年齢を超え幅広い世代の人間が家族を交えて交流する場となっているクラブの一面を知ったのである。また、試合で激しいプレーを繰り返す五十歳代の選手を目の当たりにし、半ば引退気味のメンバーを奮い立たせて、クラブ内に複数のチームを作る直接のきっかけとなったのであった。
 このような交流から、いつかはニュージーランドのようなクラブハウスを持ち、子供から大人まで、ゆりかごから墓場まで、子供達の指導から、年をとってプレーができなくなっても何らかの形でラグビーにかかわっていける地域型クラブを作りたいという夢を持ち続けてきたのである。
 そして、この夢を実現すべく「ALL FOR ONE, ONE FOR ALL(みんなは一人のために、一人はみんなのために)」とするラグビー精神・競技の普及に勤め、ラグビーを愛する仲間の親睦の場として活動を進めるため、1999年6月21日、特定非営利活動法人設立について北海道庁から法人設立に関する認証を受け、7月1日に法人登記を行い、バーバリアンズは新たな一歩を踏み出したのであった。

*** スポーツ団体では全国初 *************************
 「衰退し始めた企業・学校スポーツに変わって、地域に根ざしたスポーツの発展に貢献したい」と今や道内随一の実力を持つバーバリアンズであるが、スポーツ団体でNPO法人格を取得したのは、全国で初めてであった。
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【バーバリアンズ・組織図】

理事長(クラブキャプテン)
理事会:19名
運営部門(ゼネラルマネージャー)
強化部門(ヘッドコーチ)

会 員:162名
 (註)現在は、NPO活動をさらに広範囲に広げるために、運営部門に含まれていた「NPO担当」を「NPO活動(ボランティア活動)部門」として独立させ、その強化を図るかたちをとっている。

クラブの運営と競技のスタッフの分離
クラブの運営はゼネラルマネジャーを中心にしたスタッフが担当し、試合の選手起用・練習等はコーチを中心としたスタッフが運んでいく体制を取っていた。これは留学生や招待選手の助言を生かしたものでありチームメンバーの中で、選手はプレーに打ち込み、運営スタッフはその環境を整えるという役割分担が行われていたのである。
今回のNPO法人化も運営と競技スタッフの分離があったからこそ、本来の競技に支障をきたすことなく実現したものと考えられる。

<NPO法人化への挑戦>
 グラウンドとクラブハウスを持ち、子供から大人までラグビーを楽しめるニュージーランド型クラブを目指すためには、クラブとして財産を所有する必要があり、そのために法人格が必要であった。NPO法が成立したのを期に、将来の夢の実現に向けてNPO法人となることで何か道は開けないかという発想から、その取得を選ぶに至った。
 また、クラブというと、日本の現状では同好会、友達同士が集まって作る仲良しサークルの域を出ないのが現状であり、それを脱しない限りはいつまで経ってもクラブハウスを持つことはできない。夢を叶えたいのであれば、組織としてきちんとした運営ができる、社会的に通用する組織に飛躍することが絶対条件となる。さらに運営に携わるメンバーも変わっていかなければならない。これらをクリアし、サークルの域を出て、社会的信用を得た組織化を目指し、今後のクラブ活動のステップアップのためにと、NPO法人化に踏み切ったのである。
 
 <法人化によるメリット>
 一般的には、NPO法人取得により法人格を持つことで社会的信用が増し、行政からの施設管理委託などが受けやすくなるといわれているが、バーバリアンズの場合は、今回のNPO法人化による直接的なメリットは当面ない。財政面における行政の支援も基本的には、あてにしていない。
 だが、この度の法人化にあたって、メンバーが色々なことを考え、成長し、その中で核となる人間が育ってきたことが最大の成果だったとメンバー各位は認識している。所属会員の「志」を「法人化」という形に表したわけであるから、これを活かすも殺すも自分たち次第だという熱き思いを互いに共有できたこと自体に、意味があったようである。

 <NPOバーバリアンズの目的>
−定款より−
 法人化以前のように自分達メンバーだけがラグビーを楽しむのではなく、北海道という地域に根ざし、メンバー以外の人々に対しても積極的に働きかけようとする決意が読み取れる。

 <ラグビー界の現状と課題>
 今回のNPO法人化により、行政の手の届きにくかったスポーツ行政の分野に、バーバリアンズのようなスポーツ団体が活躍できる時代がようやく訪れたと言えるだろう。そこで、ラグビー界について今一度、整理してみることにしよう。
 現在、競技団体として法人格を有するのは、財団法人化された日本協会のみで、三地域協会、都道府県協会、市区協会などは法人格を持たない。一方、加盟チームの場合は、高校・大学などは私立公立を問わず法人格(学校法人等)を有し、社会人チームの多くも法人格(株式会社等)を有する。しかし、全体の半数近くを占めるクラブチームや各地のラグビースクールには法人格がない。法人格のない協会やクラブチーム等は、もちろん、資産(事務所・電話・預金口座等々)を団体名で所有・賃貸することが出来ない。現在、対外的には [××協会○○クラブ代表□□□□] 名義で活動しているが、特に預金口座は代表者個人名義で開設するしか方法がなく、個人資産との区別が不明確であるという指摘もある。 ラグビーの世界においては特に、学校や企業による競技スポーツが主流であり、クラブは底辺の存在として位置付けられてきた。しかし、近年の経済不況の長期化による相次ぐ企業チームの休部・解散、また、少子化による学校単位によるチーム編成の困難化は、旧来の学校・企業スポーツの枠組みを超えた地域クラブの存在と活動の活性化をぜひとも必要としている。しかし、従来のクラブチームの組織力や運営力ではこうした社会的需要に応えるパワーには残念ながらなり得ていないのが実状であった。
 その最も大きな理由は、クラブといってもやはり単なる愛好者の集まりでしかなく同好会の域を越えるものではなかったからである。クラブが学校体育や企業スポーツに代わる受け皿となるためには様々な条件整備、能動的活動が求められる。それには、何よりも社会的存在として認知されることが必要で、その一つの手段あるいは道具となるのがNPO法人に他ならない。法人化されることで、初めて社会的使命を達成できる基盤作りが可能となることを考えると、バーバリアンズのNPO法人化の意義は大きいのではないだろうか。
 <バーバリアンズのNPO活動状況>
 バーバリアンズのNPO法人化は、ボランティア活動に積極的に参加するということではなく、“より深くラグビーを楽しむため”のひとつの手段として選択したものであった。
 しかしながら、NPO法人として活動を開始して1年余りが経過した現在、メンバーの意識にも変化が現れつつある。「自分達のやりたいことをする場」だけではなく「自分達にできる事、やるべき事を模索する場」となって来ている。その結果として、何ら強制されることなく多くのメンバーが自らの意思で、ボランティア活動への参加が行われている。
これまでの主な活動を次に示す。
1.別海町ラグビーフェスティバルへの参加協力
 競技の普及と底辺の拡大を目指して、地域イベントへの協力という形で、札幌から四百キロ近く離れた北海道東部・別海町のラグビーフェスティバルに参加している。
 これは1999年8月に、NPO設立後初めてフェスティバル参加協力を行い、続いて翌年8月にも第2回目の協力を行ったものである。別海ラグビーフェスは、バーバリアンズのメンバーで別海高校ラグビー部監督を務める三宅武寿氏と別海ラグビー協会の尽力で実現した。
 別海町総合運動公園で開催され、小学生向けのタグ・ラグビー教室から始まり、バーバリアンズと地元ハ海ラガーの模範試合、バーバリアンズメンバーによる地元高校生に対する技術指導が行われた。終了後はバーベキューパーティーに参加し、地元の人々と親睦を深めたのであった。
 第1回目は、バーバリアンズ側から秋野代表以下30名の参加であったが、続く2回目には、別海町側の暖かい受け入れもあり、前年を上回る40名近くのメンバーの参加が得られた。
 この事業は、参加者一人一人の献身的な努力の結果、ラグビーフェスに参加した青少年はもちろんのこと、地元別海ラガーにとっても「クラブの在り方」などについて考える良い機会となったようだ。また、参加したメンバーにとっても、高校生の指導にあたることによって逆に学ぶことも多かったという話も聞くことができた。
2.有珠ラグビーフェスティバル主催
 2000年7月20日、噴火災害に見舞われた有珠山周辺地域でのボランティア活動として「ノーサイド有珠山ラグビーフェスティバル」を伊達市・だて歴史の杜多目的広場で開催した。北海道を愛し、この地に生活する隣人として、またラガーマンとして、何か役に立てることはないだろうかと一念発起した結果である。被災地の方々と共に汗を流し交流することで、被災地の方々の激励になればと願って行われた。
 ボランティアを呼びかけた結果、バーバリアンズメンバーに加えて札幌の女子大生の参加などもあった。伊達市・虻田町など地元の幼児・小学生15人をはじめ、岩見沢ハイスクールクラブ・北白石中学校ラグビー部の中高生ら30人の参加もあった。「ラグビーボールを使って遊ぼう」を趣旨に、ボールに触れるゲームなどを行った。
 初めての試みとあってどれだけの人が集まるか、楽しんでもらえるか、メンバーの参加はどうかなど多くの不安があった。しかし、いざ始まるとちびっ子から大人まで目を輝かせてボール遊びに熱中した2時間となった。
 この活動は、NPO札幌ニュージーランド協会、NPO北海道日中青少年交流協会、ボランティアサポートセンター、焼肉と料理シルクロード、メディカル山形薬品?など多数の方々の協力・支援も手伝って、実りの多い活動となった。また、このフェスティバルは、北海道庁からきっかけを頂き、北海道の補助金事業として実行した経緯がある。クラブが法人として認証された最大の効果とも思われるが、行政側と同じテーブルに着くことが可能となり、行政と連動して進めたひとつの大きな事業とも言える。
3.中学校・高校へコーチ派遣
 この活動はラグビーの普及と発展には欠かすことのではないものであり、北海道においてはバーバリアンズの使命であるとチームメンバーは考えている。
全国的に少子化や少年達のクラブ活動離れが進む中、部員数が15人に満たない学校も増えており、ラグビーがしたくてもその機会に恵まれない少年達が存在する。バーバリアンズと協力関係にある「岩見沢ハイスクールクラブ」では、ラグビー部のない学校の生徒たちが放課後や週末にラグビーを楽しんでいる。
現在の制度上の問題を取り除くことができるならば、学校の枠組みを超えて、法人格を持ったバーバリアンズがその活動の母体なり、競技の普及・発展に貢献できる可能性を秘めているのではないだろうか。ちなみに、バーバリアンズのメンバーがコーチとして関わった高校が2校とも花園に初出場を決めた。これは、枠組みを越えて「子供達に何が必要か」という目的を柔軟に検討してきた学校サイドの理解が、この結果を導いたとも言える。
また、ラグビーとの出合いの場として中学校・高校の果たす役割は大きいであろう。バーバリアンズのメンバーが勤務する学校にはラグビー部が新設され、クラブとしてもその活動をサポートしている。中学生や高校生達との交流も深まり、今ではバーバリアンズの練習や様様な活動にも積極的に参加してくれている。
4.国際間交流活動
 バーバリアンズの特色となっている活動として、海外から選手を招く招待選手制度がある。ワーキングホリデーで海外から若者を招き(英会話のプライベート教師で生計を立てる)、チーム戦力に加え技術指導もしてもらう狙いがある。現在まで招いた選手はニュージーランドを中心に20人を超えているが、クラブの刺激となっているほか、招いた選手の人脈が財産となり、逆にバーバリアンズのメンバーがニュージーランドにラグビー留学するようになり、これまでに10人が海を越えている。彼らが本場で学んだノウハウは、クラブの貴重な財産となっている。また、選手のみならず選手の家族に対しても、留学に関するアドバイスを行っており、コンサルタント的な役割も担っている。

 <バーバリアンズの活動資金>
 年会費が社会人1万円、学生5千円という負担は、法人化後も変わらない。

 <今後の事業活動>
1.行政との提携によるグランドとクラブハウスの建設
2. グランド及びクラブハウスをバーバリアンズが管理運営することで活発なスポーツ活動と地域交流の拠点づくりを推進
3. コルツチーム(19歳〜23歳)の組織化
4. ユースチーム(高校生)の設立
今後、札幌にバーバリアンズのような地域型クラブを目指すNPO法人クラブが4〜5
設立できたとして、そのクラブと協会が協力して、都市公園の整備の一環としてグランドとクラブハウスの施設管理をクラブが責任を持って担う構想をまとめて、札幌市を含め、札幌周辺の自治体に働きかけて行こうと計画している。グランド建設については、既に自治体へ働きかけをしており実現を目指している。これが実際に稼動するとなれば、札幌地区に大学や企業チームの合宿などの誘致も可能となるはずである。
 ニュージーランドや英国では、地域と一体の公園の中にクラブがあるのが一般的であり、日本も一つの町に一つの総合運動公園というスポーツ施設整備のあり方を見直して、地域に存在するスポーツ施設という発想への転換を要求することもバーバリアンズでは考えている。
 コルツチームは2000年度に旗揚げし、活動を開始した。学生クラブは卒業と同時に活動の場を失うケースが目立つが、同一クラブ内のチームであるため、継続した選手の育成・強化が可能となり、生涯スポーツの環境作りにも一役買う事が期待される。
 高校生チームは、学校の枠を越え高校にラグビー部のない生徒たちを中心に活動することにより、ラグビーのみならず現代の高校生達が抱える様様な問題解決の糸口を見出すことも目標のひとつに揚げている。したがって、バーバリアンズとしては勝利至上主義的ラグビー指導を行うつもりはなく、ラグビーの楽しさやその精神の指導により情操教育としての位置付けをも考えている。
 バーバリアンズの抱く将来像は、2000年9月に文部省が発表した「スポーツ振興基本計画」の言葉を引用するならば、『総合型地域スポーツクラブ』に近いものである。バーバリアンズのNPO法人取得はあくまでもファーストステップであり、日本のスポーツ環境変革の一端を担えればとクラブメンバーの夢は大きい。
 
 <今後の課題>
1. 強化と指導者の育成
 バーバリアンズの組織を大きく分類すると、強化部門と運営部門のほかNPO活動部門の3つで構成されそれぞれの役割を分担しているが、今後の活動をさらに広範囲に広げるためには、各部門の中核を担う指導者の育成が早急に求められている。その第一歩として「スポーツ指導者」を育成するために、現NPO担当理事でNPO活動部門の中心人物でもある長谷川竜介氏が、日本ラグビー協会のC級コーチに合格したことが挙げられる。元来学校主体であったこの指導者の資格は、民間人にとっては非常に取得しずらいものであったが、その難関をひとつ突破したことで、それに続く人材を育てるための大きな役割が期待される。
2. ボランティアの在り方
 今後のボランティア事業の実施については、慎重に検討していかなければならないと長谷川氏は言う。なぜならこの事業は外部に対して実施するものであり、事業の成否を判断するのは内部の人ではなく外部の人であるため、慎重さを欠いた行動は、せっかく世間から認知され始めたバーバリアンズの存在に水をさす結果となりかねないからである。さらに、他のNPO法人がボランティア活動や介護支援などの対外的な取り組みを主な活動目的としている一方で、バーバリアンズの母体となっているのは自分達自身がエンジョイするためのクラブであるため、外部に対する働きかけについてこれまで十分な経験を蓄積していないという理由が挙げられる。子供たちに教えることをひとつとっても、頭で思い描くほど容易なものではない。確固たるコーチングボードを作り上げ、一貫した指導体制と活動計画を整備し実施していかなければならないであろう。
3. メンバーの意識改革
 地域型クラブを目指すという目標を本格的に達成するには、恐らくNPO法人化したクラブが複数なければ、その十分な効果は期待できないであろう。バーバリアンズの組織自体がそのことを認識していると言うが、バーバリアンズだけで出来る事には限界があり、同時に学校や企業を中心としたスポーツにも限界がある。新しい制度としてのスポーツの枠組みが再構築されなければならない時期が来ているのである。全国初のスポーツNPOとなった意味を、メンバー一人一人が再認識し、少しでも新しい枠組みへ向けて「我々にできること」を探求し続けていく必要があると決意を新たにしている。

 <NPOの優遇税制>
 2001年度の税制改正で、NPO活動を支援するため、2001年10月から個人・法人による寄付金を税制面で優遇する制度が創設されることになった。
対象となるNPOは、
1. 総事業収入の80%以上、寄付金の70%以上をNPO活動に充てている
2. 総収入に占める寄付金の割合が3分の1以上
3. 運営組織や経理、事業の内容が適正
4. 情報公開が適切
などの要件を満たすと国税庁長官が認定した団体である。
 バーバリアンズは始めから行政の支援や補助金を頼りにした団体ではなかったが、この税制改正は、目標を大ォく設定し直したNPOバーバリアンズにとって重要な支援材料になることは間違いない。子供から大人まで楽しめる地域クラブの実現が、一歩近づいたように思う。
 <バーバリアンズに期待するもの>
 このレポートは、北海道大学経済学部大学院・非営利組織論特論におけるNPO研究の一環として調査したものです。
 新聞記事、会誌、バーバリアンズのホームページを中心に、長谷川竜介NPO担当理事・田尻稲雄ゼネラルマネージャーへのインタビューを交えてまとめあげました。ご協力頂いた皆様に深く感謝申し上げます。
 調査を進めていくうちに、部外者であるはずの私達取材班も彼らの情熱に引き込まれてしまい、いつのまにかバーバリアンズのメンバーになってしまったかのような錯覚を覚えたものです。それほどまでに彼らの思いは強烈であり、熱いものを感じたのです。この人達と同じ道を歩みたいと。
 バーバリアンズが創立以来25年もの年月をかけて得たものは、自らの「アイデンティティー」を強烈に表現しながら「自立」することにあったと言います。組織自体も体育会系によく見られるトップダウンではなく、チームキャプテンも毎年交代制とし、とにかく人を育てるという思想が根底に感じられました。
 学校体育・企業スポーツに支えられてきた国内のスポーツが転換期を迎えている現在、NPOバーバリアンズが突破口を切り開いてくれるものと期待します。

取材班:修士課程1年 本間克明・有我博伸・林聡子 
バーバリアンズ問い合わせ先
ゼネラルマネージャー 田尻稲雄氏
メディカル山形薬品? 011-631-3125
NPO担当理事    長谷川竜介氏
焼肉と料理シルクロード 011-716-1129

バーバリアンズのホームページ
http://member.nifty.ne.jp/Barbars/index.html

2000年12月
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田尻GMがJリーグで講演

 北海道バーバリアンズの田尻稲雄ゼネラルマネジャーが、サッカーのJリーグが3月27、28の両日にホームタウン担当者会議(勉強会、会場・清水ナショナルトレーニングセンター)で講演を行う。勉強会はJリーグが掲げる「『百年構想』を具現化するためのホームタウン作りやクラブ作りの活動促進を目的に、スポーツを取り巻く環境の変化や実態を把握する機会とする」狙い。Jリーグに加盟する28チームのホームタウン担当者が参加する。
 勉強会は、田尻が「北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブの取り組み」と題して講演するほか、清水市サッカーのまち推進室長の綾部美知枝氏が「清水市のまちづくり」、三重大学教育学部保健体育課スポーツ社会学助教授の水上博司氏が「スポーツNPOの現状」、NPO法人やまつみスポーツクラブ理事で元Jリーグ選手の塚野真樹理事が「やまつみスポーツクラブの取り組み」をテーマにそれぞれ講演する。
 Jリーグ企画部の松田薫二マネジャーによると、今回の勉強会は、Jリーグの理念であるだれでも気持ちよくスポーツを楽しむ環境をつくる「百年構想」を進めるものとして企画された。Jリーグのクラブは、現在のところプロの興行がメインとなっており、下部組織づくりはこれからの状態で、「見るサッカー」だけでなく、百年構想につながる「楽しむ部分」「やるスポーツ」の環境づくり、組織づくりに向けた動きを考えていく一環という。「やるスポーツ」の部分はまだ手がつけられていない部分といい、バーバリアンズがクラブの目的に「子供から大人まで」を掲げていることもあり、実際にどのような活動をしているか、何かヒントになることはないかと講師に招くことにしたという。
 松田氏は個人的な考えとして「プロ以外の下部組織はNPO化したクラブが担うことができるのではないか」という。ただ、NPO側の課題として、届け出さえすれば認められるということで、様々な人たちが設立しているのが現状で、これからは実際に行う活動そのものが問われるようになると指摘した。
 サッカーとラグビーはその競技の成り立ちから、犬猿の仲とされるが、先を見据えて参考になりそうなものは取り入れようとするJリーグの姿勢は高く評価したい。
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NPOに優遇税制。寄付の一部を課税所得から控除

 2001年度の税制改正で、NPO活動を支援するため、2001年10月から個人・法人による寄付金を税制面で優遇する制度が創設されることになりました。NPOに対する寄付金の一定額を課税所得から控除するもので、NPOに対する優遇税制はかねてから懸案とされていていました。

 対象となるNPOは、
 1.総事業費の80%以上、寄付金の70%以上をNPO活動に充てている
 2.総収入に占める寄付金の割合が3分の1以上
 3.運営組織や経理、事業の内容が適正
 4.情報公開が適切
 -などの要件を満たすと国税庁長官が認定した団体となります。

 個人の場合は、所得税の「特定寄付金」として、年間所得の25%までの範囲で寄付金から1万円を差し引いた所得控除を認める。法人もその会社の所得や資本金などに応じて一定限度までの損金算入を認めるとなっています。

 国税庁による認定が個別にどのような判断基準で行われるか、総収入の3分の1以上の寄付を集められるか、など課題はあります。また、個人の場合の所得控除の進め方など研究、検討すべき課題です。
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全国社会人大会にクラブも

1.全国社会人大会へクラブチームも出場権
  12月11日の関東協会理事会で、クラブチームも全国社会人大会へ出場できるよう、大会規約の改正を行うことが決定されました。関西、九州協会が追随すれば、24日に開かれる日本協会理事会で正式に決定されます。
 まだ、細かなシステムに関しては未作業ですが、クラブチームが望めば、来年から(2001年)社会人大会−日本選手権大会へ出場できるようになります。
 社会人委員会では、1年後をメドに規約の改正作業中でしたが、例の新日鉄釜石のクラブ化にともない、1年前倒しで実施されることになりました。クラブチームは、8年前に全国クラブ大会を立ち上げ、昨年からは秩父宮で決勝戦を開くまでになっていました。今後は、全国クラブ大会と社会人大会と、どちらも選択できるようになります。メンバー数の多いチームでは、登録を分ければ、双方に出場できる可能性も出てきました(選択権を認めるかどうかは未定)。また、たとえば、マンダラが社会人大会へ出たいといった場合、社連の4部からスタートするのか、2部あたりからスタートするのかも未定です。

2.新日鉄釜石がNPO法人化
社会人チームの新日鉄釜石が、社員以外にも門戸を開き、2001年からNPO法人化されることになりました。地域スポーツクラブ「釜石クラブ」(仮称)が発足します。

3.朝鮮大学校に大学選手権への道
同様に、昨日の関東協会理事会で、朝鮮大学校の関東大学リーグ戦グループへの加盟が認められました。朝鮮大は、ながらく学校教育法上の大学に当たらない各種学校という解釈が行われ、そのため、大学選手権への道が閉ざされていました。今までは<学生クラブ>として、関東学生クラブ選手権対大会に出場していました(昨年度大会は優勝)。来年度からは、リーグ戦グループで活動することになり、実力次第で、全国大学選手権大会へ出場が可能となりました。
クラブチームを取り巻くラグビー状況は、劇的に変化しています。
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いかなる人も人として認められる社会

緑生園ラグビー発足30年。ぜんかいビアーズとの交流10周年     報告・平野和美(MGSクラブ)

 盛岡の知的障害者の更生施設「緑生園」が、岩手国体を契機にラグビーを取り入れて30周年を迎えた。また、ことしは東京のぜんかいビアーズが交流を始めて10周年という記念すべき年に当たる。来年8月には合同企画のNZ遠征が予定されているが、全国各地のクラブチームがチャリテイ試合という形で協力している。
 さて、今年もぜんかいビアーズの盛岡遠征が、10月21日(土)22日(日)に行われた。秋は収穫の季節−−そこで、外山農園で穫れた<新そばを味わう会>と銘打って、土曜日の晩、盛大な交流会が開かれた。今年は「緑生園を支える会」の皆さんも出席され、お蕎麦を始め、美味しい秋の味覚と地酒「あさ開け」を堪能した。
 また、昨年から緑生園OBチームも発足した。これは、緑生園と園生とが18歳で切れてしまわないように、卒後ケアーの一環としての意味も持っている。卒園後、園生は親元から通う者、グループホーム(共同生活)で自活を目指す者など様々である。まだまだ知的障害者が社会に対等に参加するには障碍が多いが、 OBチームの発足は、週1回グラウンドに集い、お互いを確認しあう中から社会性を育む格好の機会となっている。

 緑生園食堂で開かれた交流会

畠山園長のユーモアたっぷりの挨拶ではじまった交流会。最初は、何はなくても園生のみなさん全員による「外山節(踊り)」、詩の朗読「雨ニモマケズ」、エール。緑生園を支える会−西郷賢治会長のあいさつ。感謝のことば−中野佳子理事長、ぜんかいビアーズ会長で、この日のために佐世保からお越しになった中野貴一さん(SH)のあいさつなどが続いた。
 また、岩手県協会の大澤靖会長(岩手大)、そして、今年初めてくるみクラブの桑原寛樹会長がお越しになった。大澤会長と桑原会長は、ともに日本体育専門学校(今の日体大)時代の同級生だそうだ。
 昨年から緑生園OBチームが発足し、監督として面倒を見ているくるみクラブOBの松田さん、鈴木さんなどと緑生園のラグビーのみならず、くるみのラグビー論に至るまで語り合うなど、午後8時30分の?締めまで、楽しいひとときを過ごした。そのあとは10時30分頃まで、この日のためだけに年会費を払うというぜんかいビアーズのメンバー、職員の方々、食堂の賄いのおばちゃんなど宴会の裏方さんを含めての懇親会が続いた。畠山園長はじめ、職員の方々は、みなさんもてなしの心で機敏に動き、かつ、自分たちも年に1回の宴会が楽しくてしようがないという面もちであった。注)お酒が入る宴会は、園生退席の後開始されました。
 
=緑生園ラグビー30年の歩みパンフレットから=

 緑生園が体力作りにラグビーを導入して30年になります。当園は昭和41年5月、「いかなる人も人として認められる社会」を理念に設立され、以来知的障害者の社会自立を目標に、平成11年度現在、324人を就職させ、社会に送り出しています。社会自立第一歩までの指導、援助の基礎、柱となっているのが、ラグビーといっても過言ではないのです。ラグビーの成果は幅広く、奥深いものがあります。その一つが人間の交流ですし、チーム間の親睦です。私どもの園生たちにとっは、そこから「社会性」を育ててもらえます。劇的な出会い、そして交流を10年続けているのが、「ぜんかいビアーズ」なのです。やはり継続は力なのでしょうか。この節目に、21世紀がスタートする2001年。ビアーズから、ラグビー王国ニュージーランド遠征の提案があったのです。私は、ラグビーを愛する人間の交流がもたらした大きな実り、成果だと大変感激しました。緑生園を経営する社会福祉法人岩手更生会は、その実現を決議しておりますし、緑生園を支える会も薗支援を決定しております。明日に生きる園生に、希望と自信を持ってもらうためにも、皆さん方の手でそしてご支援を実現させていただきたく、ご協力をお願いする次第です。
社会福祉法人岩手更生会・理事長 中野佳子

 歴史的大金星
22日(日)に盛岡南公園球技場で行われた緑生園現役、OBチーム戦の結果。

・緑生園現役戦=園生大活躍で白熱、ZB辛くも逃げ切り。
・緑生園OB戦=ロスタイムに逆転トライで、歴史的大金星。

 <ぜんかいビアーズの掲示板より>
緑生園へ久し振り 投稿者:奥野やっぱり心根がなまい自分  投稿日:10月24日(火)   皆様おはようございます。盛岡へ行きまして深く反省。園生との試合ではよく訓練された園生は捕まれると体をあずけて奇麗に味方にダウンボール、みんなフォローも忠実です。指導されている方々(くるみの人もいるそうな)の頑張りが見えます。(正直ビアーズでも山本キャプテンが問題にしている球際の処理上手です。)
・園生<対>おじさんビアーズは、
  前半、園生NO8の大活躍(対面はちなみに奥野)で大量リード、(あまりのざる守備にオクノ 叱咤される、マークせんかい!こら) 後半、なんとか かろうじて、苦し紛れに へろへろになりながらも、逆転。きちんとした8,9,10,15スピードもあります。
・園生OB<対>ビアーズ若手プラスおじさん(おじさんははっきり言って戦力外)、
 均衡した試合、よいタックルとよいフォローでなかなかトライに至らず。ロスタイムにはいった時、左に回され劇的逆転トライ、そのままノーサイドで歴史的勝利を献上いたしました。
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第2回別海ラグビーフェス報告

 バーバリアンズは8月19日、昨年に続き第2回別海町ラグビーフェスティバルに参加した。参加したメンバーは選手、マネジャー、家族を含め40人近く。メンバーは午前5時に札幌を出発して7時間かけて別海町に到着した。午後0時半からの開会式の後、小中学生を対象にしたタグラグビー教室、模範試合としてバーバリアンズ対別海ラガー、そしてバーバリアンズのメンバーによる別海高校ラグビー部、岩見沢ラグビースクールに対する指導が行われた。
 終了後は温泉宿泊施設の郊楽園で別海ラグビー協会の招きによるバーベキューパーティーに参加、懇親を深めた。また、20日には別海高校と岩見沢ラグビースクールによる練習試合が行われた。
 別海ラグビーフェスは別海高校ラグビー部顧問でバーバリアンズメンバーの三宅武寿氏と別海ラグビー協会の尽力で、昨年から始まった。札幌から遠距離だが、別海側の暖かい受け入れもあり、昨年より多くのメンバーが参加が得られた。
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がんばれ有珠ラグビーフェス報告

  北海道バーバリアンズRFCは7月20日、噴火災害に見舞われた有珠山周辺地域でのボランティアとして「ノーサイド有珠山ラグビーフェスティバル」を伊達市だて歴史の杜多目的広場で開いた。
 メンバー40人に加え、伊達市、虻田町など地元の幼児、小学生15人はじめ岩見沢ハイスクールクラブ、北白石中学校ラグビー部の中高生ら30人も参加した。ラグビーボールを使って遊ぼうを趣旨に、ボールを手渡しでリレーするムカデ競争からドリブル、パス、鬼ごっこなどを行った。
 はじめての試みとあってどれだけの人が集まるか、参加した人に楽しんでもらえるか、メンバーの参加はどうかなど、数々の不安はあったが、いざ始まるとちびっ子から大人まで目を輝かせてボールを使った遊びに熱中、2時間ほどの短い時間だったが、大いに楽しんでいただけたようだった。
 札幌から足を運んで準備を進める難しさもあったせいか、地元の参加者が少なかった点は多少残念だった。しかし、クラブのメンバーはじめ、NPO札幌ニュージーランド協会、NPO北海道日中青少年交流協会、ボランティアサポートセンター、焼肉と料理シルクロード、メディカル山形薬品など多数の方々の協力、支援を頂き、多くの成果が得られた。
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がんばれ有珠ラグビーフェス

「ラグビー地域交流事業」企画趣意書

平成12年6月20日
特定非営利活動法人北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブ
クラブキャプテン 秋野 実

 本年3月31日23年ぶりに有珠山が噴火するという大災害が発生しました。この災害により数多くの住民の方々は経済的にそして精神的に計り知れない打撃を受けておられます。我々北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブはスポーツを通して地域社会に貢献することを目的として活動するスポーツ団体として昨年6月に特定非営利活動法人の認証を受けました。その活動の中心であるラグビーの精神を表すものに「ALL FOR ONE, ONE FOR ALL」=みんなはひとりのために ひとりはみんなのために=という言葉があります。
 同じく北海道を愛し、ここに生活する隣人として、ラガーマンとして何か役にたてることはないだろうかと一念発起いたしました。被災地の方々と共に汗を流し、交流することで被災地の方々の激励になればと願っております。そして、ラグビーというスポーツとその精神を少しでも理解を深めて頂き、普及と青少年の健全育成に寄与することを期待し「がんばれ有珠 ラグビーフェスティバル」を実施いたします。

企画書

平成12年6月27日

NPO北海道バーバリアンズRFC
クラブキャプテン 秋野 実

企画名 ラグビー地域交流事業
 第1部 ラグビー教室
 第2部 交流会
日時 平成12年7月20日(木)海の日 第1部 (午前10時30分)第2部(正午〜午後4時)

場所 だて歴史の杜 多目的広場(第1部)コンロ使用区域(第2部) 雨天の場合は小学校体育館

 参加対象者 有珠被災地域の人々およびラグビー競技に関心がある方(参加される方は運動できる服装と靴があれば大丈夫です)
 小学生〜高校生を中心に趣旨に賛同する一般の方

 希望者動員目標 80名〜100名、 年齢性別、経験の有無は問いません。「体を動かしたい」と感じている方で軽いランニング程度の運動が可能な方
 目的 ラグビーを通じて、被災地域の方々と交流し、ラグビーボールに慣れ親しんでいただくと同時に被災地域の復興への激励をする。
 協力参加団体名 NPO北海道バーバリアンズRFC、岩見沢ハイスクールクラブ、北白石中学校ラグビー部、焼肉と料理シルクロード(備品)、メディカル山形薬品(備品)、 NPO札幌ニュージーランド協会、NPO北海道日中青少年交流協会ボランティアサポートセンター 合計100名前後